売上の首位と、利益の首位が違う。川崎重工を二つの順番で読む。
川崎重工の2026年3月期は、売上ではパワースポーツ&エンジン6,828億円、事業利益では航空宇宙システム624億円が最大でした。エネルギーソリューション&マリンも550億円の事業利益があります。パワースポーツの関税・競争圧力など、事業ごとに条件が異なります。セグメント利益には全社の調整額も必要です。製品の多様さだけでなく、同じ年に異なる収益の動きが並ぶ会社として読むと、重心が見えます。
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川崎重工の2026年3月期は、売上ではパワースポーツ&エンジン6,828億円、事業利益では航空宇宙システム624億円が最大でした。エネルギーソリューション&マリンも550億円の事業利益があります。パワースポーツの関税・競争圧力など、事業ごとに条件が異なります。セグメント利益には全社の調整額も必要です。製品の多様さだけでなく、同じ年に異なる収益の動きが並ぶ会社として読むと、重心が見えます。
ヤマハ発動機の事業展開には、自社で使う生産設備を外販する道と、二輪車の部品を別の製品に使う道がありました。1976年のアーク溶接ロボットの外販と、1960年のP-7船外機は、その具体例です。現在のロボティクスとマリンは、それぞれ多くの製品を含む事業です。2025年12月期はロボティクスが6億円の営業損失、マリンが536億円の営業利益となり、ランドモビリティは全社売上の約63.7%を占めました(当サイト計算)。技術を売る相手が広がっても、製品ごとの需要や費用がそれぞれの採算を決めます。
ニコンは、研究者の観察、撮影者の表現、メーカーの製造工程に光学と精密技術を供給する。顕微鏡はカメラより早く登場し、現在の事業構成にはOptosやSLMなどの買収も加わった。2026年3月期の映像事業は全社売上の42.8%。新中計は3事業のキャッシュを精機とデジタルマニュファクチャリングへ投じる方針だが、当期には906億円の減損を含むデジタルマニュファクチャリングの損失があり、全社営業損失は1,124億円だった。
JR東日本は、鉄道で人を運ぶとともに、グループの店舗で商品を売り、施設を貸し、ホテルを運営しています。2026年3月期の運輸は売上の約66%。非運輸3セグメントは売上約1兆387億円、セグメント利益の単純合計2,264億円で、運輸の1,944億円を上回ります。連結営業利益とは調整額により一致しません。会社は不動産の開発・売却・運用を広げ、Suicaやデータでモビリティと生活ソリューションをつなぐ構想を掲げています。既存事業の規模と、これからの連携計画を分けて読むことが大切です。
オリックスは企業に設備を貸すリースから、事業の運営や投資へ活動を広げてきた。2026年3月期のキャピタルゲイン2,652億円は利益の指標で、資本回収のCash In1.1兆円、新規投資のCash Out8,000億円とは異なる。Greenkoの950億円には売却益と評価益が含まれる。何を保有し、どこで運営に関わり、いつ資金を回収するか。その選択が多様な事業をつないでいる。
味の素のABF事業では、パッケージ基板メーカーと材料を開発し、グループ内のワニス生産と外部委託の塗工・保管を組み合わせて供給します。食品で培った分析・品質保証の技術も開発を支えています。2026年3月期は食品2セグメントが売上の77.5%を占め、電子材料や医薬関連などを含むヘルスケア等の事業利益は662億円でした。
富士フイルムは、写真で培った技術を応用し、買収で得た事業や設備も組み合わせてきた。オフィス・印刷向け製品、医療機器、写真、半導体材料に加え、製薬会社の薬を開発・製造するBio CDMOを持つ。米国の12/16基相当という数字は、機器の売却台数ではなく、契約や予定製造数量の非公式合意で確保された生産能力を示している。
人材派遣の売上にはスタッフの人件費が含まれ、Indeedでは企業の採用活動を支える有料サービスが収入になる。37.7%と5.9%というEBITDA+Sマージンの差は、この売上と費用の構造を踏まえて読む必要がある。国内MMTでは、予約や店舗業務の支援にも収益の接点が広がっている。
演奏者に楽器を届け、施工会社やレンタル会社を通じて会場の音を支え、車両メーカーには機器と車室に合わせた音づくりを提供する。ヤマハは顧客に合わせて音の技術を使い、Music Connectでは購入後の学習や練習へ接点を広げようとしています。
ゼンショーの店舗網には、直営の飲食店と、加盟店が運営する持ち帰り寿司の売り場などが含まれます。加盟店の店頭売上とグループの連結売上は範囲が異なります。調達・製造・物流を担う会社が食を届ける仕事を支えますが、供給体制は業態や地域で異なり、店舗での衛生管理も欠かせません。
ラウンドワンは、複数の遊びを同じ施設で提供し、景品やコラボ企画を更新しながら、受付・人員配置・棚卸を回しています。アミューズメントは2026年3月期売上の60.2%ですが、この比率だけでコラボの効果は測れません。米国の隣接型フードホールと、別会社が運営するRound One Deliciousは、異なる飲食計画です。
PPIHは低価格や品ぞろえで集客し、訪日客の買い物と生活者の食品需要に合わせて売場・店型を変えています。上期の既存店売上が増えても、事業全体と既存店の粗利率は同じ動きにはなりません。ロビン・フッドも、来店客を増やした先に採算を整える課題が残ります。国内に新規250店舗を出す長期計画は、こうした売場づくりを広げる計画です。
オリエンタルランドは、ディズニーとのライセンス契約に基づき、パークやホテルを運営する独立した日本の会社です。ゲストの選択肢や宿泊を広げる一方、人件費、保守費、設備投資を負担します。2026年3月期の客単価上昇は、パークの増益にはつながりませんでした。次に舞浜を離れて海へ広げるクルーズも、3,300億円の投資を伴う計画です。
サンリオは、自社商品を売る収入と、他社にキャラクターを使ってもらう使用料収入を持ちます。国内外の物販・ライセンス事業の売上総利益は、ハローキティ、複数キャラクター、その他キャラクターに分けて開示。自社ゲームやアニメも計画し、キャラクターとの接点を増やそうとしています。