株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス · 2026年6月期
ドン・キホーテは、買い物の目的に合わせて店を広げる
PPIHはドン・キホーテ、MEGAドン・キホーテ、アピタ・ピアゴなどを展開する小売グループです。食品や日用品、衣料、雑貨などを売り、国内外の店舗で買い物客を迎えています。

価格で人を呼び、何を買ってもらうか
PBは自社ブランド、OEMは外部メーカーによる受託製造です。PPIHの資料では両者を合わせた商品群として示しています。低価格だけを打ち出すのではなく、食品・日用品や目当てになる商品をそろえ、買う理由を増やす取り組みです。
通期資料では第2四半期以降に価格戦略を強める一方、PB/OEMの売上構成拡大や免税売上の粗利率改善が収益性を支えたと説明しています(通期決算説明資料 p.3)。価格と品ぞろえを組み合わせる仕事は、訪日客向けの売場と食品を買い足す店型で、違う形になります。
PPIHが説明する、訪日客向けの売場づくりと食品強化型の店型
買い物の目的に合わせて、売場と立地を変える
旅行中の買い物客
来日前の販促で来店を促す
旅の目的地になる店舗
幅広い品ぞろえ・深夜営業・免税売場
滞在中に商品を買う
店舗を楽しむことも来店理由になる
通勤・通学中の生活者
食品や日用品を買い足したい
300坪型ロビン・フッド
駅徒歩圏の生活動線・惣菜などの簡便な食品
普段の買い物に立ち寄る
頻繁に来店してもらうモデルを検証中
上段は上期資料の訪日客施策、下段は通期資料の店型構想です。すべての店舗がこの二つに分かれるという分類ではなく、同じ人の購入経路や売上構成比も示していません。
旅の目的地になる売場をつくる
生活動線に近い食品の店型を検証する
会計回数と販売点数から、売場の動きを見る
1回の買い物で、平均何点動いたか
上期の販売点数を会計回数で割った単純計算。買い物1回あたりの平均販売点数です。
次の出店を支える国内の利益
国内と海外では、売上と利益の重みが異なる
長期経営計画の基準年(2025年6月期)。各行は売上高、営業利益をそれぞれ100%とした構成で、会社開示の比率です。営業利益比率は当サイト計算でも確認しています。
初年度の2026年6月期には、この3区分でロードサイド11、都市型・レールサイド11、インバウンド3の計25店舗を新設しました(通期決算説明資料 p.5)。グループ全体の新規出店数とは範囲が異なります。
2035年の売上目標は4.2兆円
THE VIEW AFTER THE NUMBERS
数字をつなぐと、こう見えた
PPIHは買い物の目的に合わせて売場と店型を変えています。旅先の訪日客には品ぞろえや深夜営業、日常の買い足しには食品と生活動線に近い店を組み合わせます。
客数や売上が増えた後にも、粗利と経費を管理する仕事が残ります。既存店と事業全体の粗利率は別の動きをし、ロビン・フッドも開店直後の需要を含む販売増から、継続的に利益を出せるモデルへ整える段階です。
国内250店舗の新規出店と4.2兆円の売上目標は、こうした売場づくりをさらに広げる長期計画です。
使用した一次資料
2026年6月期 連結業績
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
原文を開く →2026年6月期 上期 ひと目でわかる決算
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
使用ページ: p.1
原文を開く →2026年6月期 第2四半期 決算説明資料
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
使用ページ: p.8 / p.9 / p.10
原文を開く →長期経営計画 Double Impact 2035
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
使用ページ: p.3 / p.8
原文を開く →2026年6月期 通期決算説明資料
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
使用ページ: p.5,35 / p.36
原文を開く →2026年6月期 決算短信
株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
使用ページ: p.1
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