キユーピー株式会社 · 2025年11月期

卵を割った後に、キユーピーの仕事が広がる。

卵を割り、黄身をマヨネーズに使う。そのとき残る白身と殻にも、次の使い道があります。キユーピーの卵の仕事は、一つの商品をつくったところで終わりません。

黄身、白身、殻。それぞれに行き先がある

割った卵から、白身の器、マヨネーズ、卵料理、殻をまいた土へとつながる紙の造形

厨房が必要とする状態まで、加工する

卵を使う仕事の広がり

一つの原料を、必要な用途へ

原料の使い分けと、顧客の調理工程への対応。

卵を扱う知見と加工マヨネーズも、業務用の食品づくりも
  1. 成分を使い分ける卵黄はマヨネーズ、卵白は食品原料へ
  2. 厨房に合わせる液卵・加工品から、加熱や解凍後の食感まで
  3. 殻にも用途をつくる土壌改良材やカルシウム素材などへ

タマゴの売上は増えた。利益は減った。

DATA VIEW

同じタマゴ区分で、二つの動き

2025年11月期。会社の決算説明資料にある丸め値。売上高と事業利益は別の指標です。

1,158億円売上高前年比 +14%
62億円事業利益前年比 −18%

原料の値段は、加工技術だけでは決まらない

卵から始まる仕事と、グループ全体の採算

THE VIEW AFTER THE NUMBERS

数字をつなぐと、こう見えた

キユーピーの卵の仕事には、一つの原料から複数の用途をつくることと、顧客が使いたい状態まで加工することがあります。黄身、白身、殻の行き先をたどると、マヨネーズから食品メーカーや厨房へと接点が広がります。

ただ、用途を増やす力が、そのまま原料高を吸収する力になるとは限りません。2025年11月期の業務用タマゴ区分では、売上が14%増え、事業利益は18%減りました。

卵の各部分にどう用途をつくり、どう使いやすくし、変わる原価をどう価格に反映するか。 身近な一本のマヨネーズの背後には、食品づくりと採算管理が重なる仕事があります。

この記事を共有

Xでシェア

投資判断や銘柄推奨を目的とした記事ではありません。企業が公開した一次資料を、会社の輪郭が見えてくる順番で読み直しています。

使用した一次資料

キユーピーグループ統合報告書2026

キユーピー株式会社 · 2026-04-27

使用ページ: p.39

原文を開く →

2025年11月期 決算短信

キユーピー株式会社 · 2026-01-14

使用ページ: p.1 / p.5 / p.19-21

原文を開く →

2025年度 決算説明資料

キユーピー株式会社 · 2026-01-14

使用ページ: p.6 / p.9 / p.31

原文を開く →

NEXT COMPANY

カゴメ株式会社 · 2025年12月期

次の会社を見る

畑から世界の食品工場へ。カゴメのトマト加工事業。

2025年12月期のカゴメは連結売上収益2,942億円、会社定義の事業利益226億円。国内加工食品は売上収益1,573億円・事業利益155億円、国際事業は売上収益1,298億円・事業利益92億円でした。海外ではトマトペーストなどの一次加工696億円、ピザソースなどの二次加工636億円が主要な仕事ですが、国際事業内の調整額があるため単純合計はできません。2024年に米Ingomarを連結子会社化してトマト加工事業を拡充する一方、2025年は市況下落などで国際事業が13.0%減収・33.4%減益。1899年の栽培と1903年のトマトソース製造から続くカゴメの基盤は、家庭向け飲料だけでなく世界の食品づくりへ伸びています。

数字から会社を見る →
1,298億円2025年12月期 国際事業売上収益