株式会社トリドールホールディングス · 2026年3月期

丸亀製麺の厨房は小麦粉から始まる

トリドールは、うどん専門店の丸亀製麺や、ハワイをテーマにしたコナズ珈琲など、国内外で飲食店を展開するグループです。中核の丸亀製麺では、来店客に提供するうどんを、各店の厨房で小麦粉からつくっています。

小麦粉と生地を扱う厨房から、麺をゆでる釜と客へ渡す一杯へ続く店内の風景

厨房で小麦粉が一杯のうどんになる

店舗スタッフが材料を生地にし、麺に加工して、来店客へ提供します。

一軒の店の中で

  1. 1生地をつくる

    小麦粉の袋、水の容器、塩をそばに置き、厨房のスタッフが鉢の中の生地を手で扱う。

    小麦粉・水・塩を合わせます。

  2. 2熟成させ、のばして切る

    生地の入った熟成用トレーのそばで、スタッフが生地をのばし、刃物で麺に切る。

    生地の状態に合わせて、熟成時間などを調整します。

  3. 3釜でゆでる

    スタッフが柄付きのざるを湯気の上がる釜から引き上げ、麺をゆで上げる。

    切った麺を店内の釜でゆでます。

  4. 4客へ提供する

    厨房のスタッフがうどんの入った丼を差し出し、客がカウンター越しに受け取る。

    できたうどんを、店を訪れた客に渡します。

工程と道具を簡略化した模式図です。実際の厨房配置や、描いたスタッフ全員が麺職人であることを示すものではありません。

出典:丸亀製麺、2024年3月21日発表資料 PDF pp.2、4–5

887店で続ける毎日の製麺

一軒一軒で製麺するなら、その日の材料や気候に合わせる仕事も、各店に必要です。

CONCEPT MAP

各店の製麺を続ける仕事

材料を調理する現場と、技術を確かめる教育制度が重なります。

一軒一軒が製麺所丸亀製麺の店内製麺
  1. 材料を見極める季節や生地に合わせて工程を調整
  2. 技術を確かめる実技・筆記試験と取得後の研鑽
  3. 店で調理し、提供する製麺からゆで上げまでを厨房で行う

丸亀製麺が支えるグループの利益

DATA VIEW

丸亀製麺の事業利益が最も大きい

2026年3月期のセグメント事業利益。単位:億円。全社費用の調整前の3事業を、0起点の同じ尺度で比較しています。

丸亀製麺の事業利益が最も大きい
丸亀製麺219.55億円
国内その他41.52億円
海外事業52.85億円

出典:決算短信 PDF p.6/冊子p.3。各事業に配分していない全社費用99.33億円を調整した後の、連結事業利益は214.60億円です。3本の棒の合計を連結利益と読むことはできません。

THE VIEW AFTER THE NUMBERS

数字をつなぐと、こう見えた

丸亀製麺の厨房には、材料から麺をつくる工程と、生地の状態を判断する技術があります。2026年3月末には、その店内製麺を続ける国内直営店が887店ありました。

事業利益219.55億円という中核事業の規模を、厨房の仕事と合わせて見ると、店を増やすことには、調理を担う人の技術を育てることも伴うと分かります。商品、価格、費用の管理とともに、各店で毎日つくる仕事が、トリドールの飲食事業を支えています。

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投資判断や銘柄推奨を目的とした記事ではありません。企業が公開した一次資料を、会社の輪郭が見えてくる順番で読み直しています。

使用した一次資料

2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

株式会社トリドールホールディングス · 2026-05-15

使用ページ: p.5 / p.5-6 / p.6

原文を開く →

丸亀製麺すべての店へ麺職人の配置を完了

株式会社丸亀製麺 · 2024-03-21

使用ページ: p.2-3 / p.4-5

原文を開く →

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コメダの加盟店は本部のお客さんでもある

コメダの本部は、加盟店へ食材を供給し、店舗の運営を支えます。2026年2月期の卸売収入392.96億円は、連結売上収益の約68.7%でした。店舗のお客さんが払う飲食代と、加盟店が本部へ払う仕入代金は別の取引です。ロイヤルティは売上に連動せず客席数で決まる一方、卸売には商品や価格の動きが表れます。店舗と本部の二つの売り場を分けることが、コメダの数字を読む手がかりになります。

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392.96億円2026年2月期 連結の卸売収入