株式会社椿本チエイン · 2026年3月期

二本の鎖を噛み合わせて荷物を押し上げる椿本チエイン

椿本チエインは、産業用チェーンや減速機、搬送装置、自動車エンジン用チェーンなどをつくる会社です。機械メーカーや自動車メーカー、物流の現場へ、動力を伝えたり物を動かしたりする部品・設備を供給しています。

二本の金属チェーンが噛み合って昇降台の柱となり、荷物を押し上げる工場の風景
DATA VIEW

動きを支える二つの事業で違う利益率

2026年3月期の実績。各事業の営業利益÷各事業の売上高、単位:%。売上高には事業間取引を含みます。0起点の共通尺度。目標値は棒に含めていません。

動きを支える二つの事業で違う利益率
チェーン事業15.1%
モーションコントロール事業4.1%

出典:統合報告書 PDF p.12。売上高の範囲は決算説明資料 PDF p.3。

曲げて収納し、噛み合わせて押す

しまうときは曲がり、上げるときは柱になる

チェーンの収納部と、荷物を載せた天板を見せたリフタの模式図。銅色と紺色は、噛み合う二本を区別しています。

縮めた状態

低い位置の天板に荷物が載った昇降台。天板の下で、二本のチェーンが別々に曲がって収納部へ収まり、ガイドの腕も折りたたまれている。チェーン収納部

分かれたチェーンを、天板の下へ収納する。

押し上げた状態

高く上がった天板に荷物が載った昇降台。基部の左右から来た銅色と紺色のチェーンが歯車で向きを変え、中央で噛み合った柱となって天板を直接押し上げる。

二本を噛み合わせた柱で、天板を直接押し上げる。

構造を見せるため、ケースの一部を透かした模式図です。寸法・色・収納経路は特定機種の設計図ではなく、実際の装置には用途に応じたガイドや保護部品が付きます。

出典:ジップチェーンの機構リフタの商品説明

チェーンの力を、荷物を載せた天板へ伝える

組み合わせる範囲を、開発と営業にも広げる

CONCEPT MAP

統合後に広げようとしている仕事

2026年10月公表の統合報告書が示す方針。

顧客の動力伝達・搬送の課題
  1. 組み合わせて提案するチェーン、減速機、直動機器などを横断する
  2. 開発・生産をつなぐ人材と生産機能を一体で使う
  3. 導入後も対応する技術駐在員や顧客データをアフターサービスに生かす

THE VIEW AFTER THE NUMBERS

数字をつなぐと、こう見えた

椿本チエインのジップチェーンは、二本の鎖を噛み合わせて、荷物を押せる柱にします。チェーンを動かす技術は、部品から昇降装置へと形を変えて顧客に届きます。

一方、2026年3月期のチェーンとモーションコントロールには、15.1%と4.1%という利益率の差がありました。翌期の事業統合で目指すのは、幅広い商品を使った提案と、導入後の仕事の拡大です。商品を横断した提案とアフターサービスを成長につなげる方針ですが、各施策の利益への寄与額は示されていません。

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投資判断や銘柄推奨を目的とした記事ではありません。企業が公開した一次資料を、会社の輪郭が見えてくる順番で読み直しています。

使用した一次資料

TSUBAKI REPORT 2026

株式会社椿本チエイン · 2026-10-01

使用ページ: p.12 / p.33-34 / p.63-64

原文を開く →

2026年3月期 通期決算説明資料

株式会社椿本チエイン · 2026-05-29

使用ページ: p.3,7

原文を開く →

ジップチェーン:機構と商品ラインアップ

株式会社椿本チエイン

原文を開く →

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