ロート製薬株式会社 · 2026年3月期

メンソレータムを買い、肌ラボを育てる。ロートの広がり方。

同じブランドでも、名前を使う権利を得ることと、その会社の経営権を取ることは違います。ロートとメンソレータムには、その二つが記録されています。

ブランドを使う権利と、会社を持つこと

現在の売上構成では、スキンケアが大きな位置を占めています。

目薬から、日常のセルフケアへ

目薬の印象を、製品構成と並べる

DATA VIEW

スキンケアが売上の62%を占める

製品・サービス別。2025年3月期の会社公表比率(2026年3月期の構成比ではありません)。

62%スキンケア
18%アイケア
16%内服・食品関連
4%その他

2025年3月期はスキンケアが62%、アイケアが18%。目薬の名前で知られる会社には、それを上回る規模のスキンケア事業があります。

買収だけでなく、ブランドの発売もある

企業の買収と並んで、売場で選ばれるブランドを増やすことも、事業の幅を広げてきました。

会社の広がりを読む

身近なセルフケアの領域を広げる

創業の胃腸薬と象徴的な目薬を残しながら、商品開発と買収で事業の幅を増やした歴史の編集上の整理。

身近な健康の困りごと1899年の胃腸薬から始まる
  1. 胃腸・内服創業商品と現在の内服・食品関連
  2. 目のケア1909年に目薬発売。現在も重要な事業
  3. 皮膚・スキンケア1975年メンソレータム、2000年代のブランド群
  4. 海外の事業1988年の買収、各地域での事業展開

地域の広がりにも、複数の事業が乗る

スキンケアが売上の大きな部分を占める一方、買収先には漢方薬や欧州の製薬事業もあります。

会社の顔と、全体の大きさ

2026年3月期の連結売上高は3,437億2,500万円。製品構成比は、その前年度にあたる2025年3月期のものです。

THE VIEW AFTER THE NUMBERS

数字をつなぐと、こう見えた

ロートの広がり方は、何を使い、何を取得し、何を発売したかに表れています。

メンソレータムの使用権と経営権、肌ラボなどのブランド、漢方薬や欧州の製薬事業。異なる動きが同じグループの中に重なっています。

2025年3月期のスキンケア62%とアイケア18%は、その現在地を示す構成比です。一つの買収や技術だけに結びつけずに見ると、身近な目薬の名前の背後に、複数の方法で組み立てられた事業群が見えてきます。

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投資判断や銘柄推奨を目的とした記事ではありません。企業が公開した一次資料を、会社の輪郭が見えてくる順番で読み直しています。

使用した一次資料

数字で見るロート(2025年3月期の製品別・地域別構成)

ロート製薬株式会社

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チョコの明治、医薬品でも営業利益304億円。

2026年3月期の明治ホールディングスの連結売上高は1兆1,736億円、営業利益933億円。食品事業は売上高9,428億円・営業利益687億円、医薬品事業は売上高2,322億円・営業利益304億円でした。医薬品には国内医薬品1,166億円、海外医薬品648億円、ワクチン・動物薬507億円があり、増益には海外製薬の利益増と、ワクチン関連の前年の評価減の反動も含まれます。1916年に始まった菓子の系譜は1946年のペニシリン製造にもつながり、2009年の明治製菓と明治乳業の経営統合、2011年の食品と医薬品の事業再編、2018年のKMバイオロジクス参加を経て、現在の二本柱が形づくられました。食品を中心に、医薬品も大きな収益の柱となっています。

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