ピジョン株式会社 · 2025年12月期
ピジョンの人工乳首1個に15項目以上の検査
ピジョンは、哺乳びんやさく乳器、赤ちゃんのスキンケア用品などをつくり、育児をする家庭に届ける会社です。哺乳びんの先につく小さな人工乳首にも、飲む動きの研究と、量産するための品質管理が組み込まれています。

やわらかい部品を、測って、見て確かめる
人工乳首1個につき15項目以上。資料が挙げる検査には、機器で測るものと、目やルーペで確かめるものがあります。
形と動きを測る
専用機器で成形サイズ、吸い穴、通気バルブ、弾力性などを検査。
表面を見て確かめる
異物、ほこり、樹脂のはみ出し・欠損などを目視やルーペで検査。
15項目以上のうち、資料が挙げた検査の例です。すべての検査項目や検査順序を示していません。装置・形状は模式図で、寸法や性能値を表すものではありません。
やわらかさを求めるほど、強度も問われる
言葉にできない使い心地を、動きから調べる
哺乳器・乳首をつくる自社工場は、中国、タイ、インドネシア、インド、トルコにあります。会社は今後の販売拡大と工場稼働率の向上を、収益性を高める取り組みとして挙げています。これは今後の方針です(統合報告書 PDF 7ページ、誌面11ページ)。
機能を残しながら、買える価格に近づける
広口タイプが、販売金額の過半を占めるまで
哺乳器の売上金額に占める広口タイプ
シンガポール事業。単位:%。2023年と2025年の実績を0起点の共通尺度で比較。分母は同事業の哺乳器売上金額です。
小さな部品を、家庭で使う商品にする
ピジョンの開示を基に、人工乳首の設計と海外展開に必要な仕事を整理した図です。
- 観察する授乳中の動きを研究
- つくり、確かめる素材・形の調整と1個ごとの検査
- 価格を組み立てる地域に合わせた広口タイプの展開
THE VIEW AFTER THE NUMBERS
数字をつなぐと、こう見えた
ピジョンの哺乳びんは、赤ちゃんの飲む動きを調べる仕事と、やわらかい部品を繰り返し同じ品質でつくる仕事から生まれます。年間1億個超という規模の中で、1個ごとの検査が続いています。
海外で販売を広げる段階では、機能の説明に加え、価格と商品構成の調整も必要です。素材の研究、量産時の確認、地域ごとの売り方をつなぐと、店頭の哺乳びんを支える仕事が見えてきます。
使用した一次資料
ピジョン 統合報告書2025
ピジョン株式会社
使用ページ: p.7-8 / p.19 / p.23 / p.24 / p.37
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