大塚ホールディングス株式会社 · 2025年12月期

海外でポカリを育て、次の薬を探す大塚

大塚ホールディングスは、ポカリスエットやカロリーメイトを消費者に届けるグループです。精神・神経領域やがんなどの医薬品、医療現場で使う輸液も開発・販売しています。2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)には、海外の工場整備と、次の医薬品を探す研究開発が並んで進みました。

飲料の製造設備を見守る作業者と、顕微鏡で試料を調べる研究者を同じ作業面に描いたイラスト

発表時の稼働予定は2025年4月で、翌年の統合報告書でも2025年の工場新設として報告されています。

同じ飲料を届ける二つの供給体制

2025年に発表された製造と販売の組み合わせ。矢印は商品の流れです。

ベトナム · 2025年4月

現地生産の拠点
ベトナムの工場で作業員がボトルの製造を見守り、商品が現地の店と消費者へ向かう様子。
ベトナムのフーミー工場ベトナム市場へ供給

インド · 2025年7月

商品を輸入
インドネシアの工場で製造したボトルが国境を越え、インドの販売会社と小売店を通じて消費者へ向かう様子。
インドネシアのグループ工場インド現地法人 → 小売店

開示された供給体制の模式図です。実際の輸送経路や流通業者の全体像は示していません。ベトナム工場の発表時の稼働予定は2025年4月です。インドでは、既存のインドネシアの生産拠点を使います。

出典: ベトナム工場の発表 · インド発売の発表

飲料・食品の売上も海外に広がる

薬では販売の独占期間に区切りがある

DATA VIEW

同じ年度でも異なる主力薬の動き

2024年12月期と2025年12月期の製品別売上収益(億円)。すべて実績値で、棒は0を起点とする共通尺度です。

同じ年度でも異なる主力薬の動き
レキサルティ:2024年2,674億円
レキサルティ:2025年3,313億円
ジンアーク:2024年2,412億円
ジンアーク:2025年1,869億円

出典:統合報告書2026、PDF p.41(誌面p.40)。二製品の売上比較で、医療関連事業全体の内訳を表す図ではありません。

次の薬を探す研究と日常品につながる知見

CONCEPT MAP

研究の問いと製品へのつながり

大塚が説明する研究のアプローチと、事業間で活かしてきた知見を整理しています。

健康を研究する医療とNC関連事業
  1. 薬の研究臓器・細胞・分子から病気の仕組みを調べる
  2. 日常品への応用医療の知見をポカリスエットやカロリーメイトへ
  3. NCの研究臓器・細胞間のつながりを調べ、創薬にも活かす方針

THE VIEW AFTER THE NUMBERS

数字をつなぐと、こう見えた

大塚は、ポカリスエットを海外で広げるために、現地工場と既存の海外工場からの供給を組み合わせています。ネイチャーメイドでは、グミという製品の形に合わせて生産能力を整えています。

医療関連事業では、主力薬の独占販売期間が終わる中で、次の製品を探す研究開発を続けます。医療の知見を日常品にも活かしながら、製品ごとに異なる供給と研究の仕事を進めています。そのグループの姿が2025年の工場と研究費から見えてきます。

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投資判断や銘柄推奨を目的とした記事ではありません。企業が公開した一次資料を、会社の輪郭が見えてくる順番で読み直しています。

使用した一次資料

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統合報告書2026

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使用ページ: p.8 / p.35 / p.39-40 / p.41 / p.48

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