ホシザキ · 2025年12月期
ホシザキの製氷機が、氷をつくらずに冷やすとき。
ホシザキは、厨房で使う製氷機や業務用冷蔵庫をつくるメーカーです。2025年1月に発表した製氷機の保冷制御は、貯氷を検知し、外気温が一定以上なら、氷をつくっていない間も製氷室を冷やします。卓上タイプは対象外です。2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)の資料から、この温度管理を支える設計とつくり方をたどります。

製氷室を冷やす、もう一つの条件
厨房では、置き方と手入れも設計になる
多品種をつくり、使う現場の情報を戻す
機械をつくって届け、使う現場の情報を戻す
多品種少量の見込生産と、日本の地域別販売会社による販売・保守。
使う条件を、設計へ
新製品、改良、シリーズ展開
種類の違う機械を、少量ずつ
製氷機構の加工、ステンレス鋼板の溶接・切削
機械を使う人のそばで、販売・保守
地域別販売会社の営業所が接点になる
現場から、次の設計へ
地域の営業所で得た情報が、機械の改良や次の開発へ戻ります。
機械や作業場は役割を示すイメージです。特定機種の構造や機能を再現したものではありません。
使える機械を、つくり続ける
温度、設置、手入れへの工夫を、多品種の製造と現場からの情報が支えます。
- 温度を制御する貯氷検知と外気温の条件に応じた保冷
- 厨房に収める作業台になる上面、開閉スペースを抑える扉
- 手入れをしやすく前面からのフィルター脱着や表示
- 現場の情報を開発へ地域の営業所が、販売・保守で得た情報を開発に伝える
設計の更新は、国内売上にも表れている
THE VIEW AFTER THE NUMBERS
数字をつなぐと、こう見えた
ホシザキの機械には、温度を保つ、厨房に収める、手入れをしやすくするという使用条件が織り込まれています。それを多品種少量の見込生産でつくり、販売や保守の情報を次の開発へ戻す。
2025年度には、上市3年以内の新製品・モデルチェンジ製品の国内売上高比率が51.7%、自然冷媒採用製品の国内売上高が294億円でした。対象の異なる二つの指標に、製品を更新し続ける仕事の広がりが表れています。
製氷室の温度、扉の開き方、フィルターの外し方。 小さな設計の選択を、種類の多い機械として繰り返し届ける。その積み重ねから、ホシザキという会社が見えてきます。