DOWAホールディングス · 2026年3月期

DOWAでは、亜鉛製錬の副産物も原料になる。

亜鉛を取り出した後の副産物が、小坂製錬では原料になる。使用済みパソコンの基板も、ここへ入ってきます。異なる場所から来たものを、次に金属を回収できる工程へつなぐ。DOWAの製錬は、複数の工場の組み合わせで動いています。

一つの工程の残りを、別の工程へ

粒状の製錬副産物を受け皿へ移す耐火容器と、使用済み基板、少量の金属・粉体を並べた紙の風景
工程の接続

原料を受け入れ、金属を回収し、性質を整える

DOWAの製錬と関連事業を、材料への働きかけから見る。

製錬を核にしたネットワーク異なる原料を、対応する工程へ
  1. 原料を集める使用済み基板、製錬副産物、使用済み触媒など
  2. 金属を取り出す複数の製錬所で20種類以上の金属を回収
  3. 性質を整える高純度化や粉体制御を、電子材料の用途へ

原料の量と、売上・利益は別の動きをする

DATA VIEW

同じ製錬部門で、二つの利益が逆方向へ

2025年3月期 → 2026年3月期。会社資料の億円表示。営業利益と経常利益は異なる利益指標であり、足し合わせません。

105 → 69億円営業利益本業の営業損益
171 → 196億円経常利益営業外損益を含む

金属高の追い風に、原料条件と鉱山収益が重なる

金属を取り出した先では、性質をつくり込む

工程を回すには、原料と資金の両方が要る

THE VIEW AFTER THE NUMBERS

数字をつなぐと、こう見えた

DOWAの製錬所は、別の工程の副産物や使用済み製品を、金属回収の原料として受け止めるネットワークです。さらに、金属を顧客が求める粒径や純度へ加工する仕事が続きます。

2026年3月期には、製錬部門の営業利益が減る一方、鉱山関連の営業外収益などにより経常利益は増えました。グループの純利益には有価証券売却益が入り、棚卸資産の増加は営業キャッシュ・フローを押し下げています。

金属を取り出せること、利益を得られること、資金を回せること。 工場間で原料をつなぐ技術を事業として続けるには、この三つがそろう必要があります。

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投資判断や銘柄推奨を目的とした記事ではありません。企業が公開した一次資料を、会社の輪郭が見えてくる順番で読み直しています。

使用した一次資料

2026年3月期 決算短信

DOWA Holdings · 2026-05-14

使用ページ: p.10 / p.14

原文を開く →

2025年度 決算補足資料

DOWA Holdings · 2026-05-14

使用ページ: p.6 / p.7 / p.7-8 / p.8

原文を開く →

2025年度 経営戦略説明会

DOWA Holdings · 2026-05-25

使用ページ: p.20

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セコム株式会社 · 2026年3月期

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防犯ステッカーの向こう側。セコムが広げた「安心」の領域。

2026年3月期のセコムは連結売上高1兆2,568億円、営業利益1,603億円。セキュリティサービスの外部売上高6,606億円を差し引いた5,962億円、47.4%は警備以外の売上です。防災1,868億円、BPO・ICT1,299億円、医療920億円、保険654億円、地理空間情報606億円、その他613億円という裾野が見えます。ただし警備のセグメント利益は1,238億円で、利益まで半分ずつになったわけではありません。1962年の創業、1966年のオンライン警備、1989年の社会システム産業構想を経て、同じ技術から一方向に発展したのではなく複数の事業を組み合わせた現在のセコムがあります。

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47.4%2026年3月期 警備以外の連結外部売上構成比(当サイト計算)