株式会社ナカニシ · 2025年12月期
椅子の販売台数が減っても増収だったナカニシのDCI
ナカニシは、歯科医院で使うハンドピースなどの治療機器、外科手術用の切削器具、工場向けの精密スピンドルをつくる会社です。米国子会社DCIでは、歯科用の椅子やキャビネット、関連部品を供給しています。

事業と製品:決算説明会資料2ページ。
円建てのセグメント売上は同資料6ページ。
販売店の先に、どんな歯科医院があるか
歯科医に届くまでに、販売は二段階ある
北米の歯科事業では、ナカニシから販売店への販売と、その先の歯科医への販売が区別されています。
ナカニシが販売店へ供給
会社資料でいうセルインです。
販売店が機器を保管・販売
在庫調整は、メーカーから仕入れる時期に関わります。
歯科医が販売店から購入
会社資料でいうセルアウトです。
開示された販売段階を描いた編集上の図です。在庫数量や契約上の売上認識条件は示していません。DCIのチェア販売台数とは別の事業指標です。
歯科機器を医院へ届ける経路
開示された役割を整理した編集上の図です。
メーカーと販売店製品の供給と、医院への販売を分けて見る
- 機器を供給ハンドピースや歯科用チェア
- 販売店から提案営業担当者を育成し販路を広げる
- 医院が導入顧客構成によって売れ方が変わる
増えた売上に、輸入部品の費用が重なる
DCI事業のEBITDA
同じ事業・会社定義による年間比較。営業利益とは異なる指標です。単位:百万円。
出典:決算説明会資料8ページ。EBITDAの定義は同資料5ページ。
THE VIEW AFTER THE NUMBERS
数字をつなぐと、こう見えた
DCIの販売台数が減っても売上が増えた背景には、単価と販売先の変化がありました。機器を紹介する販売店の力を広げる一方で、輸入部品の費用上昇には別の対応が必要でした。ナカニシの歯科機器事業は、製品だけでなく、医院までの売り方と供給の費用にも左右されています。