ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社 · 2026年3月期

メーカーをまたいでエレベーターを守るJES

ジャパンエレベーターサービス(JES)は、ビルやマンションなどのエレベーター・エスカレーターを点検・修理する独立系の会社です。建物の管理会社や所有者に、国内主要メーカーの機種に対応する保守と、古くなった主要機器の更新を提供しています。

閉じたエレベーターのそばで、二人の技術員が作業台の取り外された滑車部品を確認し、背後の棚には交換部品が並ぶ。

交換した部品を、再び使える状態へ

建物の現場へ、部品と技術を届ける

建物の管理会社・所有者がJESに保守を任せます。現場の技術員を、部品の確保と機種ごとの教育が支えます。

保守を受託する建物

建物内のエレベーターのかご、巻上機と制御盤。建物の担当者が書類を持ち、技術員が盤のそばで確認する。

技術員が機種に合わせて点検・修理し、建物の管理会社や所有者へ結果を報告します。

部品を修理し、検査して保管する

回収した電子基板、作業台で部品を調べる人、計測器、整備済み部品を置く棚。

交換時に回収した部品を整備。品質管理テストに合格した認定部品を在庫し、現場へ供給します。純正部品も確保します。

部品を現場へ

実機で学び、現場で経験を積む

実機の制御盤と回路図を前に、講師が研修生へ説明する。

電気・図面・各機種の知識を学び、社内資格に応じて担当できる作業を広げます。

知識と技能を現場へ

公開資料をもとにした模式図です。機器の形・配置は説明用で、具体的な整備手順や全機種への対応を示すものではありません。

出典:保守サービス · パーツセンター · テクニカルサポート

機種の違いを学び、一人で対応できる技術員へ

日々の保守と、主要機器の更新で売上が立つ

DATA VIEW

保守・保全とリニューアルの売上の伸び

連結・売上種類別。表示金額は億円。2025年3月期と2026年3月期の実績を、0を起点とする共通尺度で比較。その他の売上は図に含みません。

保守・保全とリニューアルの売上の伸び
保守・保全:2025年3月期305.38億円
保守・保全:2026年3月期344.99億円
リニューアル:2025年3月期173.25億円
リニューアル:2026年3月期218.01億円

出典:2026年3月期 決算短信 p.4。いずれも売上高で、契約台数や利益の比較ではありません。

リニューアルでは、制御盤や、かごを動かす巻上機などの主要機器を交換します。会社は、メーカーの部品供給停止対象が広がることを需要の背景に挙げ、更新工事は保守契約にもつながりやすいと説明しています(決算説明資料 pp.8,31)。

CONCEPT MAP

建物のエレベーターを、任せてもらうために

JESの資料から整理した、複数メーカーの設備を受け持つ仕組み。

独立系の保守会社建物の管理会社・所有者から受託
  1. 作業の範囲を決めるFMとPOGで修理・交換の扱いが異なる
  2. 部品を用意する純正部品と、検査を通った再生部品
  3. 機種を扱える人を育てる座学・実機・現場で学び、段階的に認定
  4. 主要機器を更新するリニューアルを施工し、その後の保守にもつなぐ

THE VIEW AFTER THE NUMBERS

数字をつなぐと、こう見えた

JESの保守は、メーカーの違うエレベーターを引き受け、その機種に合う部品と技術員を用意する仕事です。回収部品の修理・整備や研修施設は、そのための備えになります。

2026年3月期は保守・保全とリニューアルの両方で売上が伸びました。部品が手に入り、扱える人がいることが、建物の設備を任せてもらう土台になる。 12万台を超える契約の背後には、その体制を各地で維持する仕事があります。

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投資判断や銘柄推奨を目的とした記事ではありません。企業が公開した一次資料を、会社の輪郭が見えてくる順番で読み直しています。

使用した一次資料

2026年3月期 決算短信

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社 · 2026-05-14

使用ページ: p.4

原文を開く →

2026年3月期 決算説明会資料

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社 · 2026-05-21

使用ページ: p.3,9,28 / p.12

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JESのメンテナンス

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社

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メンテナンスプラン

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社

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パーツセンター

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社

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テクニカルサポート

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社

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アズビル株式会社 · 2026年3月期

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アズビルは、センサやバルブ、制御システムを組み合わせ、空気を送る量や熱源を動かすタイミングを変えます。自社実験棟で確かめる技術に加え、顧客の運転データから改善を提案し、対策後の効果を確かめるサービスも提供します。2026年3月期のBA事業は、新築向けが減収でも全体では5.1%増収、セグメント利益は18.6%増でした。建物が完成した後にも続く制御・改修・サービスが、この事業を支えています。

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