中外製薬株式会社 · 2025年12月期
中外製薬とロシュ、つながる事業と独立した研究。
中外製薬とロシュは、同じ企業グループの中で、それぞれの戦略で研究を進めます。その一方で、開発・販売の権利や製品の供給は、契約でつながっています。独自に考える部分と、一緒に事業を広げる部分。その境目を、2025年の決算からたどります。
同じグループでも、研究の道筋はそれぞれ

一つの薬が、輸出と権利収入につながる
逆方向には、日本で届ける仕事がある
独自の研究を、相互の事業につなぐ
中外の研究戦略と、ロシュとの契約で結ばれる仕事。
中外の独自研究グループ内で技術・知見も共有
- 世界へ供給契約に基づく導出と、製造権を持つ製品の輸出
- 販売から収入ロシュの販売に応じたロイヤルティや利益配分
- 日本で届けるロシュ候補品の導入と、国内での開発・販売
「海外」の大きさは、売上のどの行を見るかで変わる
研究を選び直す費用も、中外に残る
THE VIEW AFTER THE NUMBERS
数字をつなぐと、こう見えた
中外製薬とロシュは、研究の自主性を保ちながら、事業では深くつながる関係です。
2025年のヘムライブラのロシュ向け輸出は3,393億円。製品を供給する売上のほかに、複数製品を含むロシュからのロイヤルティ及びプロフィットシェア収入が1,633億円ありました。逆方向には、ロシュの候補品を日本へ導入し、開発・販売する道があります。
研究開発費に加え、開発を中止する費用も中外の決算に残ります。自ら探す仕事と、ロシュの事業規模につなぐ仕事。 その組み合わせが、独立した研究と世界展開を両立させる中外の形として見えてきます。